(TVK)狂乱家族日記 #26(終)
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水に憑依された凶華だったが、凰火と子供達の愛によって
逆に水を乗っ取り返して復活。あとは月香と強欲王の結婚問題を
オアシス乱入など色々ありながらも解決して、一件落着の最終回。
前半の凶華を巡る問題で疑似家族の絆が
すでにかけがえのないものになっていることを確認し、
後半の月香と強欲王の恋愛話でその愛と絆というテーマを
一気に宇宙規模にまで広げて終わるという、この作品らしく
無茶苦茶やりながらも落としどころは外さないきれいな締め方だった。
ストーリー的には結局閻禍の子供って誰だよとか
雷蝶のバックにいる人は何者なんだとか完全に投げっぱなしになっているのだが、
それはもういつものことだからと納得する気分になってしまったなぁ。
とりあえずデレる月香が可愛かったから良し。
まさか最終的にクラゲが一番の萌えキャラになろうとは・・・。
全体としては、とにかく「狂乱」を表現する為の
話もキャラも作画もゴチャゴチャにしてカオスを演出していく手法が
良くも悪くも徹底していたのが個性的で面白くはあった。
ただ、あまりにも付いていくのが大変で、
視聴者を振り回すはずが大部分振り落としてしまっていたようにも思う。
作画演出や声優陣の奮闘など、基本的には丁寧で完成度の高い作品だったので、
もう少しギアを抑えても良かったような気がするんだけど、
それでは「狂乱」にならないってことで割り切っていたのだろうか・・・?
藤村歩の頑張りは素晴らしかった。良くあのテンションで半年持ったものだ。
急成長を遂げた花澤香菜と新境地を拓いた戸松遥も印象的だったなぁ。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。