へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

(TVK)ef - a tale of melodies. #6

ef - a tale of memories. Blu-ray BOX (初回限定生産)ef - a tale of melodies. 1 (初回限定版) [Blu-ray]ef-a tale of melodies. ENDING THEME
ef - a tale of melodies.ORIGINAL SOUNDTRACK ~elegia~ ドラマCD「ef-a fairy tale of the two.」DX1


「コレが アナタが見捨テタ オンナノコ です」


うわあああああああああああぁぁぁ!!!!
というわけで、ついに優子が自分の抱えた事情と本音を暴露。
演出:大沼心だし話数的にも展開的にもそろそろ第一期のメールに
匹敵するものがくるかとは覚悟していたのだが、
まさに真っ向勝負でメール演出を上回るもの出してきたな・・・!!
優子の告白に至るまでの展開を、凪の失恋や久瀬のバイオリンなどで
青春ストーリーらしい美しい仕上がりにしていたことが、
そんなものとは無縁で信じられもしない人生を送ってきてしまった
優子の告白をより残酷で救いのないものにしているのも見事だった。
それなりに想像もして覚悟も決めていたであろう火村を
容赦なく粉砕するほどの圧倒的な「どうにもならなさ」の見せ方が凄い・・・。
本当に、そんなこと言われたってどうしようもないんだよなぁ、
火村の立場としては・・・。優子を好きだと言ったことも
まったく嘘ではないのだろうが、その「好き」ではとても届かないというか、
結局今までは話していても通じ合っているように思えていても、
二人は別の次元にいたってことなんだろうし、
要は全てはまだスタートラインに至っただけということか・・・。
この距離感や認識のズレといったものが二つの街とか双子とか
現在と過去とかいった繰り返し出てくるこの作品のモチーフと
重なり合ってどうテーマを浮かび上がらせていくのかは楽しみなところ。
ただ今回、優子の虐待痕を表現する手段としてステンドグラスや
マークに置き換えて表現するシャフト演出が使われていたのだが、
これだけシリアスで洒落にならない表現を
そうスタイリッシュに済ませてしまって良いのかという感覚は
少し持ってしまったなぁ・・・それがスタイルなんだし、
そういう置換でこそより生々しい痛みが伝わる場合もあるんだけど・・・。
あと、怖い目を強調するカットは「ひぐらし」なんかを連想させ過ぎて
逆に定型的なヤンデレ表現になっちゃってたような。
で、今回は内容に合わせてOPは歌&キャラなしバージョン、
EDは幸せそうな少女時代の優子バージョンでダメージ深める仕様。
そしてトドメに予告絵で絶望した!
よりにもよってこの回に久米田康治を持ってくることに絶望した!
・・・っていうか、久米田康治が金髪ツインテを描くと
「ハヤテ」のナギに見えるという事実に師弟の切っても切れない絆を感じる。