のだめカンタービレ 巴里編 ＃１１（終）

のだめカンタ-ビレ 巴里編 【初回限定生産版】 第4巻 [DVD]
「勘違いしないでよね」とターニャがツンデレたのに誘われて
釘宮理恵が召喚されて終わる巴里編最終回。
まさかこの作品が釘宮オチを迎えようとは・・・！！
エピローグ的に千秋とのだめの関係だけやって終わるのかと思ったら、
今までと同じように高速展開で千秋のオケの成功までを
一気に描いてそれなりに話をまとめ切ってしまったなぁ。
相変わらず駆け足気味で一つ一つの描写が短い点に
物足りなさはあるものの巴里編独特のスピード感と密度は
最後まで保たれていて、作風としては一貫して終わったという印象。
せっかくの人気原作をこんな消費の仕方して大丈夫なのかという
勝手な心配を除けばテンポの良い巴里編は第一期よりも観やすくはあった。
ターニャやRuiといった新女性キャラを軸に置いて、
恋愛ドラマとは別に成長ものとして側面を強調していたのも
個人的にはわかりやすくて面白かったし。
それとパリの街並みや欧州の音楽学校の様子、伝統のオーケストラが
地域に根付いている人々のライフスタイルの見せ方などが、
観光ものとしても色々と興味を惹くように出来ていて上手かった。
しかし原作に恵まれているとはいえ、
今千秋は「ひぐらし」「純情ロマンチカ」にこれと、
いつの間にやらすっかりヒットメーカーになったなー。
続編のスタッフは今作から継続されるのだろうか？
ともかく今はスタッフの皆様、お疲れ様でした。