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テレパシー少女蘭 #26(終)

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人類を滅ぼそうとする動物達に無抵抗主義で想いを伝える蘭、
一方桃子先生にも翠が出会ったおばあちゃんの想いが流れ込み、
蘭と翠が起こした奇跡によってついに人類は救われたのだった!! 完!!
・・・って、本当に世界救って終わってしまった!!
街が水没したイメージ世界とか樹木が急成長して希望を示すとか、
実にそれっぽい描写を真正面から積み重ねていく力技な展開が
この作品らしくて面白かったけど、最後まで無茶したなぁ・・・。
しかし蘭のあの無抵抗説得はさすがに観念的になり過ぎていたので、
出来たら翠や留衣との関係をもっと強調して想いの根拠にするような
流れになってくれれば説得力も感動も増しただろうにと少し残念。
人類がどうこうまで風呂敷を広げないで、
蘭と翠の友情に焦点絞った最終回も観たかった・・・。
全体としては、普通に考えておかしな点が多過ぎて
お世辞にも完成度が高いとは言えない作品だったものの、
それを補って余りあるキャラの魅力、超展開の凄味、
時折見せる作画演出の素晴らしさなどがあって、好感度は非常に高かった。
特にキャラと作画に関しては話が進めば進むほどに
どんどん解釈が広がって自由に描かれていたのが楽しかったなー。
植田佳奈関西弁キャラ数あれど、翠はまさにその集大成というくらい
ポテンシャルが引き出されていて観るほどに圧倒された。
本当に、第一話のあのクールな悪女は何だったんだ・・・!?
加藤英美里も実に正統派な元気ヒロインを好演していて、
NHK教育アニメがこんなに似合う人だったとはと驚かされた。
とにかく毎回こんなに気楽に楽しめる作品は今時貴重だったと思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。