へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)黒神 The Animation #1

彩の無い世界 黒神 ED+挿入歌集 sympathizer
原作はたまに雑誌で読むのだがアニメ版では
設定にかなり変更があるようなので考えない方向で。
スタッフは監督:小林常夫、キャラデザ&総作監西村博之
制作:サンライズ第11スタジオ。
ちなみに原作者が韓国人コンビであることから
ワールドワイドな展開が仕掛けられていく模様。
ともかく第一話は、ドッペルゲンガーに出会ったことで母親を失った主人公が、
またしてもドッペルゲンガーによってクラスメイトと知り合いの少女を失うなか、
その現象の事情を知っているらしい謎の超人的ヒロインと出会う話。
初回からヒロイン候補と可愛い幼女がダブルで死ぬというエグい展開で、
掴みはバッチリ・・・というには重過ぎるがインパクトは充分だった。
作画演出では、居場所なく街を彷徨い続ける主人公を追いかけながら
街並みを次々映していくシーンをはじめとした美術のこだわりと、
デルトラクエスト」でも観られた西村博之による軽快なバトル描写が白眉。
リアリティのある世界観を構築しながらそれを微妙にズラして
異能バトル展開へと引き込んでいく流れは上手かったなぁ。
いきなりヒロインの頭を金属バットでブン殴ったりするのも、
その辺の感覚の揺れを呼び起こす演出になっていたのかな。
キャラについては、主人公は人当たりの良い表の顔と陰鬱とした裏の顔を
浪川大輔が巧みに演じ分けていて結構深みのある存在になっている。
逆にヒロインのクロは下屋則子のどこまで天然でどこからマジなのか
さっぱりわからない演技によって掴みどころのなさが増している感じ。
全体的に力の入った作品にはなっていきそうなので、
今後のドラマとバトルの加速に期待。
しかし木曜深夜はTVKが終わったと思ったら
テレ朝が復活してきたりと、相変わらずのアニメ地獄だ・・・!!