夏のあらし！ ＃１１

　夏のあらし! キャラクターソングアルバム
やよゐと一緒に過去へと飛んだ一、そこで運命の因果を再び知ることに。
前回明かされた、あらしの歴史改変行動そのものが最初から
歴史に組み込まれていたというロジックを更に押し進めたパラドックスネタで、
細かい矛盾を気にしなければドラえもん的な快感のある構成で面白かった。
戦争描写についても、空襲を予感するシーンの作画演出や
突然の銃撃に戸惑う一の心境を語るナレーションなど、
より生々しい感覚を大事にした作りがされているようで興味深かった。
一のキャラは改めて、三瓶由布子の語りに支えられている部分が大きいなぁ。
弱さや考えの浅いところを残しながらもヒーローらしさがあってカッコ良い。
あらしを抜きにした状況で男を見せたことで過去に対する態度も、
より芯がはっきりしてきたように見えるし・・・。
特別ＥＤが加奈子による「喝采」だったのもわりと似合っていた。
堀江由衣、加奈子っぽく歌うとあんな風になるのか。
オマケはもはや出オチの領域。やっぱりマスターじゃ駄目だ・・・。