青い花 ＃６

　SWEET / 青い花 オリジナルサウンドトラック
嵐が丘、後編。
準備も整い演劇本番、杉本先輩は見事にヒースクリフを演じるが、
舞台裏で京子にキャサリンに対する嫌悪感を口にする。
そう、杉本先輩はミステリアスなイケメンのヒースクリフではなく、
ワガママで周囲を引っかき回すキャサリンだったのだ・・・！！
というような感じで結局、破綻はないが不穏さを残して演劇は終了。
昔フラれた先生に褒められた杉本先輩が思わず泣いてしまうシーンは、
杉本先輩の女の子な部分が非常に可愛かった半面で、
それを目撃してしまったふみの気持ちを考えると実に残酷だった。
その後の「私、ふみを裏切っているのかなぁ」という
杉本先輩のとぼけた言い方がまたヒドいなー。
キャサリンへの嫌悪やら何やらを考えるに無自覚なのではなく、
自分でわかっていてもどうしようもない感じなのかも知れないが、
そういう杉本先輩に対してふみがどういう態度を取るのかだよなぁ。
プレゼントに買った青い花が放置されたままになるというのは、
タイトルと繋がる切ない象徴的な描写だったけど、
本当にふみの青い花を受け取ってくれるのは誰なのか・・・。
それと、演劇のシーンは学生演劇らしい舞台裏の描写も良かったけど、
声優陣がちゃんと学生演劇レベルで上手いという演技をしていて感心した。