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(TVK)うみねこのなく頃に #20

TVアニメーション 「うみねこのなく頃に」 コレクターズエディション 初回限定版 Note.02  [Blu-ray]うみねこのなく頃に 特装限定版ゴールドエディション Note.02 [DVD]オカルティクスの魔女(PCゲーム「うみねこのなく頃に Episode5」主題歌)
かつて縁寿が交わした魔女の契約と六軒島殺人事件のその後の経緯。
惨劇当日、メタ世界、縁寿の過去、更にその回想、
オマケに縁寿と真里亞の魔法精神世界での対話と、
めまぐるしく場面と時間軸が前後する迷宮のような構成でありながら
全体的には各エピソードを透徹する物語の大枠が見えてくるという、
マクロとミクロを入れ子にした多層構造が相変わらず巧緻過ぎて舌を巻く。
つまり、縁寿の存在する時間軸はエピソード3の延長線上だが、
同時にそこにはエピソード1&2で起こった事件を書き記した手紙があり、
縁寿の世界そのものが魔女と魔法の勝利を内包したものにすでになっていると。
で、戦人が勝利して魔女が否定された場合そこで世界・・・というか、
世界「観」が分岐するので魔女に属する世界の縁寿は切り離されるのか。
単純なタイムパラドックスによるパラレルワールド化だけでは済まされない
存在の根幹に関わる深い意味が掛かっているのが興味深いなぁ。
真里亞と同じように魔女と魔法を心の支えにしてきた縁寿が、
果たしてそれを否定する兄の応援に回り自分の存在ごと
ベアトリーチェを打倒出来るのかどうかが問題になってくるのかな。
あと、理論的な推理よりもより良い解釈を見付けだそうとする意思が重要という
ひぐらし」そのままなテーマについては今回どこまで通用するのか・・・。