へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)HEROMAN #1

CALLING(初回限定盤)(DVD付)
原作:スタン・リー、制作:ボンズによるハイブリットアメコミアクション作。
企画の流れからして海外向け重視のようにも見えていたが、
実際の内容を観るとあくまで「アメコミっぽい要素を取り入れた」日本アニメだなー。
というか・・・これ勇者シリーズだろ!!
確かに舞台はアメリカでストーリーは王道の宇宙からやってきた
スーパーヒーローものなんだけど、細かいガジェットとかキャラ設定とか
とにかく「勇者」っぽい部分が個人的に気になって仕方がない。
ボンズの母体はそっちにはあまり関わっていなかったと記憶しているけど、
やっぱりサンライズの血って出てくるものなのかなぁ・・・。
まあ、「勇者」自体がトランスフォーマーと双子のような関係にあるので、
アメリカっぽさってのは根底にあるものなのかも知れないけど。
それと、一番興味深かったのはリアリティのあるアメリカ住宅街の描写。
リアルな日常の街並み描写を近年進化させ続けてきた日本アニメの背景技術を
そのままアメリカ舞台で使うとこうなるのかという驚きがあった。
絵柄や演出を合わせるのではなく、こういった背景美術の要素から
海外の視聴者に寄り添っていくって道は結構可能性あるのかも・・・。
設定以上に単純明快でそれゆえに力強い物語構成、
主人公もヒロインも異様なまでに萌え度の高いキャラデザ、
そして意外と能力多そうで今後の見せ方が楽しみなヒーローマンのアクションと、
エンタメとしての基礎力は非常に高そうなのであとはボンズ作品にありがちな
ストーリーが進むにつれての失速感が出ないかどうかだけが心配。
あとは、ヒーローものというよりも今年は全滅気味なロボットアニメとして
久々の夕方枠で気を吐いてくれると嬉しいなー。