Angel Beats! ＃３

音楽への夢半ばで死にこの世界へとやってきていたバンド少女が、
ゲリラライブで完全燃焼したことによって世界から去っていく話。
少女の過去回想は前回のゆりの過去と同様にひたすらに陰惨で救いがなく、
そんな話を大した付き合いもない主人公に廊下の世間話で語るなよと
思ったりもしたものの少女の物語自体は一話のなかで綺麗に収束されていて、
一話単位での完成度という点では素晴らしいものがあった。
今回は他にも、ライブシーンも含めた作画の魅力、
死後の学校世界という不思議な設定を活かした展開、
少しずつ明かされていくキャラと世界観の謎など、
一話＆二話で不満だった要素がほとんど解消されてきていて、
何か三話目にしてようやく本気出してきたという感じだった。
特に少女が人生の全てを爆発させるライブシーンの作画については
ピーエーワークスはやっぱりやれば出来る子なんだなと安心した・・・。
それと、NPCと呼ばれていたはずの一般生徒達が
あれだけ熱くライブを応援していることについて奇妙に思うのだが、
そこも結局はNPCなんかじゃないってことになるのかなぁ・・・。
天使も別に天使じゃなさそうだし、ゆりの説明全部知ったかぶりだったのか？