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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST #64(終)

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最終回。
各キャラのエピローグを描き切っての大団円は、
描写に過不足もなく非常に丁寧に作られていて満足度は高かった。
特にエドとウィンリィの告白シーンはウィンリィの可愛さが極まっていたなー。
個人的に、アニメ前作でいろんな意味で不遇な扱いだったウィンリィ
ようやく報われる瞬間が訪れたことにも感慨深さが・・・。
それと、肉体を取り戻して立派に成長したアルを釘宮理恵
活き活きと弾けるように演じていたのが印象的だった。
全体としては、原作とアニメ前作に挟まれる形で始まったこともあり、
前半戦は声優交代の問題などもあって独自の路線を確立出来ず
相当苦しみながら走っているような雰囲気があったのだが、
ブリッグズ編に入った辺りから今作は今作として吹っ切れてきて
後半戦になると逆に作画演出の迷いのなさが頼もしいくらいになっていた。
演出的には変わったことはせず正確に原作の魅力を再現する方向だったのだが、
アニメとしての再変換が目に見えて上手くなっていくのが凄かったなぁ・・・。
ラストバトルなんてあれだけ作画が暴れているにもかかわらず、
演出の邪魔をせずちゃんと話を盛り上げる形で成立していたのには感心した。
何故、今またアニメ化をするのか、商業的な要請以外にその理由があるのか、
始まりからずっとその存在意義そのものを問われ続けてきた今作が、
職人的な仕事をやり抜いて自身を証明してみせたのは立派だったと思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
・・・しかし、このあと更に劇場版ってそれこそ何の意味があるんだ!?
どうやらもう一度、スタッフは過酷な練成に挑むことになりそうだ。