へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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RAINBOW 二舎六房の七人 #26(終)

RAINBOW ~二舎六房の七人~ VOL.2 [DVD]
僅かな可能性に賭け拳を手術したマリオが、鴨川ジムで鍛えられリングに上がる最終回。
最後に出てくるボクシングトレーナーの声が内海賢二・・・もはや一歩声優を意図的に使っていたのは疑いようもないが、これはこれでアンチャンの魂が受け継がれている感じはする。
最終回は本当に、今までの苦難など全て吹き飛ばして前を向いて進んでいく雰囲気に満ちていて、良くここまできたなと感慨深かった。
正直、1クール目の少年院編が緊張感もドラマ性も図抜けて素晴らしかったがゆえに、それを過ぎて個別のキャラ話をやるだけになった2クール目には失速を感じずにはいられなかったのだが、終わってみればあの生き残った六人が日々の生活を積み上げていく姿を延々見せていたのは重要だったんだろうな。
原作にはまだ続きがあり、ヘイタイのメイン話をやっていないこともあって中途半端な印象もあるけど、締め方には迷いがなく決して悪くなかった。
全体の総括については、やっぱり1クール目と2クール目が違い過ぎるんでちょっと難しい。
1クール目の表現の鋭さ、声優陣の鬼気迫る演技は傑出したものだったし、2クール目は2クール目で人情活劇を真面目にやっていて安心感があった。
ただ二つ連続させると違和感あったのも確かで、原作再構築の問題とはいえ何かもう少し配慮が欲しかった。OPとEDが変わるだけでも結構違ったんじゃないのかなぁ・・・。
声優陣では、実力派揃いのなかでも特に石原役の石井康嗣は圧倒的な存在感だった。
小栗旬も良かったし、羽染達也も「屍姫」の頃と比べると急成長していたし、林原めぐみナレーションなんてのもあったし、本当に声優アニメとしても満足度高かった。
日テレ深夜にハズレなし、の伝説は未だ健在・・・!!
スタッフの皆様、お疲れ様でした。