へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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放浪息子 #8・9

放浪息子 1 [Blu-ray]
3/10日放送。
安那ちゃんと女装デートというマニアックプレイをニ鳥が楽しんでいたところ、高槻&千葉さんと遭遇!! カラオケボックスが血で血を洗う修羅場に!!
毎回、話の流れが神懸ってて感心するやら戦慄するやら・・・!!
ここでド修羅場に突入させながら、ニ鳥を巡るドロドロな関係を爽やかに捌いていく手法には惚れ惚れとしてしまうなぁ。
特にまた千葉さんが名言を連発するなかで、安那ちゃんの器のデカさが見えてくる人間関係の描写が白眉。
そこから千葉さん歌めちゃ上手いオチに持っていくのも職人芸的な軽やかさだった。
しかし水樹奈々姉のカラオケに毎回付き合っている安那ちゃんを驚愕させるとは、南里侑香も紅白レベルだったか・・・!!
それにしてもあの修羅場で天然に振舞ってるニ鳥はやっぱ悪女の素質に満ちている・・・。


3/17日放送。
ついに男子制服での登校を始めた高槻さん、それに触発されたり土居と禁断の関係になりかけたりしたニ鳥がある朝、一線を超える・・・!!
ふつふつと煮えたぎっていくようなニ鳥の想いが最後に「世間」という外気に晒され、結果として容赦なく霧散していくその過程をとことん丁寧に描いていて、重くてキツい話ではあるが全編目の離せない出来だった。
いや、そりゃそうだろ、いくら可愛くても女装して登校しちゃ駄目だろ・・・と、わかってはいてもいざ現実が明らかになると結構なダメージ。
今までがあまりにもニ鳥にとって優し過ぎる、恵まれ過ぎた環境だっとも言えるのかも知れないが、そこを捨てて一歩踏み出してしまったのは他ならぬニ鳥自身なのでこればっかりは必然の試練と見るしかないのか。
演出的には土居に女装姿を披露するシーンの異常なまでに怪しい雰囲気に圧倒された。
あの「ドキドキする」からの扉閉めて二人きりの辺りは、完全にエロいこと妄想させる演出に振り切っていてここまでやるんだと驚いた。
それとメールのやりとりが画面上にそのまま出る演出もちょっと面白かったな。あおきえいは「喰霊-零-」といいメール文の使い方が上手い。
あとは高槻さんが高槻くんになった際の瀬戸麻沙美の演技の変化!!
女性声優が男声の演技に切り替えた・・・というのは少し違って、高槻さんがそのまま自然に男らしく振る舞ったら男声に聞こえる、というあくまで自然体な変化になっていて感心。