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(TVK)(新)日常 #1

ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C
Zzz
あらゐけいいちの原作を京都アニメーションがアニメ化。
監督:石原立也、副監督:石立太一、シリーズ構成:花田十輝、キャラデザ:西屋太志という布陣。
いつものメンバーだけど「けいおん!」との対比で今となると何となく京アニ男組って感じがするなぁ。
本編は原作のシュールギャグテイストを忠実に再現・・・しようとしたら京アニクオリティが暴走してシュールなのに異様に破壊力のあるギャグに!!
てっきり「らき☆すた」のノリで「ハルヒちゃん」をやる方向だと思っていたのに、それどころの騒ぎじゃなかった・・・。
特に三秒ルールのエピソードはバカなんだけど京アニ作画のパワーがなければ成立しない、物凄く正しい「京アニの無駄遣い」になってて無茶苦茶ウケた。
ぶっちゃけ、あんなくだらないネタにあれだけの演出かませるのって気持ち良いだろうなー。現場は大変なのかも知れないが、この贅沢は観ていて楽しい。
シュールギャグのあとに「日常」アイキャッチで締める構成もなかなか秀逸で、いわゆる「番組」としての組み立てが良く出来ている。
作画演出といった中身のクオリティだけでなく、枠組みを自前で組めるのがこのスタッフの本当に凄いところなのかも・・・。
声優陣では、まず本多真梨子&富樫美鈴の「生徒会の一存」コンビをメインに抜擢していることに驚かされる。
生徒会の一存」のアニメ版は明らかに京アニフォロワーを狙ったものになっていたが、それを本家が普通に拾い上げるとは懐が深いというか節操がないというか。
しかし富樫美鈴は能登系の低温演技なんて出来たのか・・・こういう新人のポテンシャル引き出すのも上手いよなー。
それと何といっても「空を見上げる少女の〜なんとかかんとか」に続きメインに登場した相沢舞!!
実は地味に京アニ作品出まくってるのに、まったくその恩恵に与れていなかった不遇声優がついにブレイクする時がきたのか!?
それともまたムント様と同じように京アニ作品を葬り去って死神になってしまうのか・・・!?
とりあえず「ばかやろーう」は素晴らしかったんで今度こそマジで報われて欲しい。
ちなみに恋の相手が「スパロボZ」でのパートナーと同じ声してて笑った。
あと、たぶん一番人気キャラになりそうなロボッ娘役の古谷静佳も要注目。新たなシンデレラガールになるのかどうか。
ともかく京アニらしい安定したクオリティと無茶な挑戦が同居した作品で、これは先が読めない。
個人的には激しくツボなんだけど基本、とても売れ線とは思えないんだよなぁ。それでも京アニならやってくれる・・・のか!?