へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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C #10

「C」第1巻 <Blu-ray> 【初回限定生産版】
日本の未来を捨てて金を刷る三國を止める為、サトウと公麿が勝負に挑む。
未来にツケを回す輪転機にしろスーパーハカーの活躍で円暴落を招く工作にしろ、一つ一つのアイディアや描写は陳腐と言ってしまっていいくらいのものなのだが、トータルで異様なものに仕上げてしまうセンスがさすが。
三國VSサトウでのQの豹変などはビジュアルの魅力が炸裂していて何が起こっているのかさっぱりわからなくても強烈に引き込む力があった。
最終的に公麿VS三國の対決に雪崩込んでいくクライマックスも、段取りが相当に乱暴なわりにはきっちり燃える雰囲気になっていて上手かった。
ただ、ここにきて結局公麿の戦う理由が身近にいる人間じゃない女の子を守りたいという、いつの時代のセカイ系だお前はって感じのものになっているのが不安要素ではある。
勿論、真朱の存在には2000年代セカイ系を踏まえたうえで別の意味合いを与えられてはいるんだろうけど、まだ最終的な「先」の提案が見えてこないのが怖い。