へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(TVK)DOG DAYS #13(終)

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DOG DAYS ドラマBOX Vol.1
シンクは現実世界に帰還し異世界での記憶を失った・・・が、勇者のフラグ管理能力は運命をねじ曲げるほどとんでもなかった!!
というわけで、シンクのエピローグでの行動がことごとく再召喚フラグになってましたという脅威のご都合主義エンド。
いや、これはもうご都合主義なんて言葉では済まない、主人公のやることは何もかも上手くいくんだよ、それがファンタジーってもんだろうが!!・・・という作り手の信念を感じるオチ。
そもそもの作品コンセプトが願望充足的なオタクファンタジーをとことんやり抜くというものだったのだろうから、この終わり方はまさにその「神に愛されまくる主人公の物語」を描ききったってことなのかも知れないなー。
ただ、それでいて全体的にはここ数年エスカレートする一方だったハーレムエロ萌え路線とは明確に距離を置いて、ジュブナイル路線への回帰を目指していたように見えるのも興味深いところ。
それゆえに各要素にフックが足りなくて、丁寧だけど地味という印象が拭えない作品になってしまってもいたのだが、それもある程度は覚悟の上での構築だったのかな。
個人的にはキャラ数の多さを1クールで捌ききれていなかったのが一番惜しい。
もっとキャラ数抑えて関係性や生活感を描き込む選択肢もあったはずだが・・・それだと豪華声優陣揃い踏みが出来ないのか。そこはお祭り感を優先しちゃったのかなぁ。
ともかく色々と野心的な部分が目につき、見た目のいかにもな感じとは一線を画した骨太さがあっただけに全てが結実しなかったのは残念。
第二期は果たしてあるのかどうなのか・・・。スタッフの皆様、お疲れ様でした。