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戦国乙女〜桃色パラドックス〜 #13(終)

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再び野心に呑まれそうになった伊達先生を説得し、ヒデヨシ達が現代帰還してエンド。
今回もヒデヨシは具体的には何もしない。しないのだが、その存在がノブナガを成長させ結果的に歴史を動かすことになったのだという点をオチとして強調していたのは上手かった。
あくまでヒデヨシは普通の女の子のまま、周囲に様々な要素を割り振っていたのは終わってみると本当に良く出来た構図だったなぁ。
考えてみれば恋愛要素も全部回りに振っていて、ヒデヨシ自身は別にノブナガ様に性的な関心持ってなかったもんな。それが女だらけの百合ハーレムものでありながら、基本爽やかな印象に繋がっていたのか。
シロと再会して再び冒険が始まる予感で終わるラストなんて、まさに冒険活劇の王道でもう武将女体化とかそういう要素吹っ飛んでたし。
全体的にも原作のコンセプトを良い意味で一度解体して、より普遍的な物語へと再構成しようとするスタッフの高い意識が常に漂っていて頼もしかった。
パチスロ原作でこの題材、正直投げやりにアニメ化されても仕方ないくらいだと思うのだが、それをここまで一個の作品としてまとめ上げていたのは立派。
個人的にはそれでいてノブナガ様の巨乳アーマーにはこだわってるのが嬉しかった。
声優陣ではヤンデレ喜多村英梨と腹黒い明坂聡美の安定感、そして何より明るく元気な主人公を嫌味なく演じる日高里菜の成長が印象的だった。
シロの正体だの何だのもまだ語り残しているし話はいくらでも続けられそうだけど第二期は期待して良いのだろうか?
スタッフの皆様、お疲れ様でした。