UN-GO #3
犬神家のAI。
Aパートじっくり使った旧家での異様な殺人事件の様子はまさにお約束といった雰囲気が逆に良かった。
ただし、それが後半になると独特の戦後SF世界観と絡み合って訳わからないことになっていくと・・・。
このカオスなノリがこの作品の目指すものなんだろうとは思うけど、まだ取り留めのなさの方が目立つかなぁ。
そもそも今回のオチで殺された男が実は人工知能の端末ボディに過ぎなかったと判明したので、これ殺人事件でも何でもなくなって次回に続いても解決すべき事柄なんてないのでは?
まあ続きものになったことで次回どうヒネってくるのかが楽しみになった面はあるかな。
それと途中のテロ映像が9.11モチーフだったのだが、今観ると9.11だとわかっていても3.11の方も連想してしまう・・・。
国会が自衛隊の交戦権を承認する映像ももはや絵空事とは思えない空気があるし、何だかんだで「今」の作品になってはいる印象。