へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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へうげもの #32

石田三成のミスで織部が死にかける話。
これまで全てを嫌味なほど完璧のこなしていた三成が弱点をさらけ出し、その弱さが更に秀吉への盲信に繋がっていく気味の悪さを一連の史実イベントのなかで見事に浮かび上がらせていて面白かった。
利休のことといい三成のことといい、こういう武将の性格解釈においては戦を中心にした視点よりもよっぽど説得力があって凄い。
織田長益が有楽斎になるエピソードも、名前を巡る秀吉とのやりとりに笑えるだけではないリアリティがあった印象。