へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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輪るピングドラム #22

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闇に堕ちていく冠葉を止めようとする二人の妹。だが運命の輪は止まらない・・・。
冠葉と陽毬のシーンは後ろでペンギンが昼ドラしているのがそのまんま二人の心情を俗っぽく象徴していて、ペンギンネタの究極を見る気分だった。
あのペンギンがなければ陽毬が「女」を武器に冠葉を止めようとしていることはわかりにくいはずで、意味付けの二重化という点でも凄く上手い。
それにここまでくると今までのペンギンの行動だけでキャラの大体の心の流れがわかるようになってる気がする。実際見直さないとどうだかわからないが。
一方で、真砂子もまた兄を取り戻そうと全てを懸けるが、結局は冠葉の為のその身を投げだしてしまうことに。
OP絵をここに持ってきたことも含めて、真砂子のカッコ良さには無茶苦茶痺れたが・・・これは真砂子の敗北なのかも知れない。
真砂子はいろんな意味で一番「ウテナ」系キャラだった印象あるけど、まさに袋小路な結末に辿り着いたことも何かそれっぽくて切ない・・・。
ともかく「妹」では冠葉と止めること叶わず、あとはいよいよ「弟」の出番・・・のはずなのに未だに晶馬が動かない!!
晶馬の正体とその役割がどうなるかで全てが決まる形が出来てきているだけに、期待と不安が交錯する。
あまりこういう嵌め込みは似合わないとは思うが、冠葉が2000年代的な男主人公像だとすると晶馬は90年代的な存在から脱皮してどこへ向かうかってことなのかな。