僕は友達が少ない ＃１２（終）

僕は友達が少ない　第3巻 [Blu-ray]
最終回でOPにSEがつくアニメは名作の法則に頼った！？
まあこのスタッフは「そらのおとしもの」でも最終回にSEつけてたっけ・・・。
ともかく髪切った夜空視点で小鷹との出逢いから隣人部の活動までを回想する最終回。
夜空サイドの種明かしという構図になっていて、ここにきてそんなミステリっぽい要素が出てきたのは意外だった。
夜空の本音そのものは大方予想はついていたのでそんなに衝撃的でもないのだが、本音を見せることによって夜空というキャラの立ち位置そのものが変化していく感じは面白かった。
溜めて溜めて溜めて、最終回で一気に大外ぶち抜きでメインヒロインに返り咲くとは策士な！！
ここまで文字通り身体を張っていた星奈の立場って一体・・・。
しかし最終回も全体的にも、どうもネタ密度の薄さが気になったのが惜しい。
毎回二話構成にでもしてもっとエロコメで攻めていく手もあったと思うのだが、シリアス要素が不必要に存在感大きくてバランスを崩していた印象。
「生徒会の一存」なんかでも思ったのだが、通常コメディでちらっとシリアスの入るラノベをそのままのバランスでアニメ化してしまうとシリアスが目立ち過ぎるんだよね・・・。
ブリキキャラの再現度や当初不安視されたキャスティングの効果など、基本的には楽しめる要素が揃っていただけにもう一押しが欲しかった。
それにしても、本当に伊藤かな恵と福圓美里は変態演技が似合うようになってしまったな・・・。
あと木村良平の良い意味で空気な安定感もハーレムラブコメ主人公として過不足なくて良かった。
まだまだポテンシャルを出し切っていない雰囲気強いので、リベンジ希望。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。