ギルティクラウン ＃１５

The Everlasting Guilty Crown(初回生産限定盤)(DVD付)
クズどもが余計なことをしたせいで貴重な真ヒロインが犠牲に！！　そしてオウマさんマオウ覚醒。
伏線があまりに露骨だったんで祭が死ぬこと自体に衝撃が生まれていないのはちょっと勿体なかったが、シチュエーションの追い込みようと感情のボルテージをひたすた上げていく演出は見事だった。
とにかく誰も彼もが愚かな行動しか取れなくて、必然として悲劇がやってくるというわりとキャラ達を突き放した展開もらしくて良かったな。
その点、同じ大河内一楼脚本で良く似たシチュエーションでも「コードギアス」のシャーリー死亡とはコンセプトが違うのか。
颯太がクズなのは間違いないがそもそも低ランクを精神的に追い詰めるとわかりきってるランク制を提唱して責任は集に投げる谷尋とお嬢もクズだし、集自身も勿論クズだし、気付いたら本当クズしかいねぇ・・・。
一方で、祭は死にキャラだと割り切られているからこそ最後の最後までヒロインとしての格を高めていて、これもう今後何があってもいのりに勝機はない感じ。
たぶん魔王覚醒したはいいが集にルルーシュのような人心掌握術を期待出来るはずもなく、ヒャッハー状態になった東京で仲間の信用も全て失いいのりだけ残される状態になるんだろうなー。
そうでもしなきゃ、集といのりの関係をこれ以上には持っていけないと思うし。
何だかんだでようやくテーマ的な本題に入り細かいことは置いといて急速に面白くはなっているので、このテンションのまま突っ走って欲しい。