夏目友人帳 肆 #11
生家が売りに出されることを知らされた夏目の内で溢れ出す、過去の記憶。
今回、妖怪ほとんど関係ない話ではあったが夏目自身の物語としてはシリーズ屈指の完成度だった。
男友達で連れ立って天然ソーダ水を探しに行く・・・という、小学生かお前らはという牧歌的な冒険の匂いも良かったし、そこで友情に支えられ家族への想いを取り戻す夏目の様子も非常に感動的だったなぁ。
これまでゆっくりゆっくり夏目の再生を描いてきたが、いよいよここまできたかと感慨深くもなった。
しかもこれ、このまま終わりではなく実際に生家まで行って最終回までの三部作になるのか。
最後はまた的場の話になると思っていたので、夏目の本当にクリティカルな問題に踏み込んでいってくれるのは嬉しいな。