（ＴＶＫ）氷菓 ＃３

アップデイトご一緒に
千反田えるの事情と、奉太郎の冴える推理。
絵コンテ＆演出：石立太一で、今まで以上にリッチな画面構成が素晴らしかった。
高校生が二人で入るにはオシャレ過ぎる喫茶店の様子や、テンポ良く過ぎ去っていく試験期間の描写には「涼宮ハルヒの消失」からの流れを強く感じたなー。
ハルヒから騒がしさを抜くとこんな風に渋く落ち着くのかなという雰囲気。
また、そういうハルヒ的賑やかな青春に手が届きそうで届かない違和感が奉太郎が抱える問題に繋がってくるのだとすると、画面作りがそのままテーマ表現に繋がってきそうでもあるな。
しかし推理要素については、あくまで推理は推理であって真実を明らかにすることが目的になっていないのが面白くもありすっきりしない原因にもなっている印象。
このモヤモヤした感覚も重要な要素ではあるのだろうが・・・。