へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)キングダム #1

Pride
ヤンジャン連載の原作をNHKBSプレミアムで2D&3Dのハイブリッドアニメ化。
監督:神谷純、シリーズ構成:荒川稔久、キャラデザ:戸部敦夫&大竹紀子&波間田正俊、3DCG監督:奥村優子、制作:ぴえろ
古代中国を舞台にした壮大な戦記を、基本3DCGキャラで描くという野心的な作品。
劇場版ベルセルクや新009で今年は日本アニメの3DCGも新たな段階に突入するんだろうな・・・とは予想していたが、TVアニメでこれだけのものが出てくるとは素直に驚いた。
止め絵だけなら通常作画とそう遜色ないレベルで安定させられていて、たまに混ざる2D作画とのマッチングも悪くない。
これをNHKで3クール続けるというのは純粋に凄い挑戦だと思う。
ただ・・・アクション主体の作品なのに動き出すと途端にCGの違和感が顔を出すのが非常に惜しい!!
敢えてマンガ的なオーバーアクションを多く取り入れているのだが、現時点でそれがCGに全然馴染んでないように見える。
これは回を重ねていけば修正可能な問題なのか・・・!?
他は充分に進化しているのにアクションになると初期のロボットアニメCGのような重量感のなさや動きの不自然さが出てしまうのは、やはり単純に蓄積が足りないのもあるのだろうし・・・。
今回は第一話だけに2D作画部分の出来が良かったので余計に3Dの粗が目立ったというのもあるのかなぁ。
それと、友情と過酷な運命が交錯するドラマの熱に合わせて声優陣の芝居も実に気合いが入っているのだが、その芝居にもやはりCGが付いていっていない印象。
この画と声のズレは人形劇に良くあるパターン。人形劇だとそれも味になるんだけど、これはどうだろう。
ともかく、原作のパワーは感じるのであとは手法が馴染んでさえくれれば・・・。