ダンボール戦機W ＃３０

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決戦を前にしてのそれぞれの静かなひととき。
どのキャラを誰と絡ませるのか、短い時間にどんな会話をさせるのかといったキャラ関係性の取捨選択が凄く上手い。
ジェシカとジンに父親が罪を犯した場合どうするかって話をさせていたのは特に感心したなー。
別に直接は言わないんだけど、ジンの念頭には間違いなく海道のことがあると伝わってくる言葉選びが絶妙だった。
バンを励まそうとしたカズがその役をヒロに奪われて文句も言わず引いていく、現状認識がちゃんと出来ている感じも不憫だが見事。
もうバンの相棒は俺じゃないんだなと痛感していたに違いないのに・・・結構いい男になったものだ。
その後、アミと地元の話で盛り上がっていたのもキャラの根っこにある背景が忘れられていないのがわかって嬉しかった。
こういうキャラに厚みを持たせる演出を定期的に入れてくれるのがこの作品の良いところだ。
親父がテロリストだったと判明したバンの葛藤も、親父の心情を理解しつつも自分の信念は曲げていない思考の強さが感じられて良かった。
あと、出撃シークエンスから最後唐突に「To Be Continued」と入って次回に続くヒキも熱かった。しかし何で今回だけそんな演出が！？