へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

ソードアート・オンライン #14

ソードアート・オンライン 2(完全生産限定版) [Blu-ray]ソードアート・オンライン 3(完全生産限定版) [Blu-ray]
INNOCENCE(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)
ゲームクリアする為には100層に到達しなければならないという設定だったが、ちょっとダレてきたんであれナシな!!
というわけで、ラスボスが団長でしたという衝撃の真相から一気呵成に最終決戦に雪崩れ込んで現実世界に帰還する第一部エンディング。
いや原作でも色々都合あったんだろうし伏線や先への仕掛けも用意されているのだろうけど、さすがにアニメだけ観ていた場合打ち切り展開とか詐欺設定とか言いたくはなるよなー。
ただ、ラストバトル自体はアスナの死とキリトの覚醒、そして製作者とともに見届ける世界の終焉と名場面が揃っていて予想以上に良かった。
特に製作者の独白は、山寺宏一の語りが絶品でうっかり共感しそうになっちゃったよ。
けど良く考えたらあの人、自分の妄想を具現化するゲームを自作して他人巻き込んで他のプレイヤーには本名プレイを課しながら自分だけカッコつけたキャラに化けてチートしてるとか、まあ最悪だよな!!
しかし異世界への郷愁とかゲームに対する廃人ぶりとか、あれはキリトの可能性の一つでもあるんだろうなぁ。だからこそあんな状況でそれでもキリトはあの世界を愛してしまってる。
あの別れのシーンは良い話のようで廃人プレイヤーがゲームと切り離される悲哀も溢れていて、たぶん観る人が「どっち側」かで感覚変わるんだろうと思う。
キリトとアスナがゲームシステム上あり得ない復活をしたのも、愛の奇跡と取るかロジカルな仕組みを感じるかでまた違う印象。
個人的にはあれ「アクセルワールド」の心意みたいなのが働いたのかなという気はしたが。
衰弱したキリトが立ち上がり歩き出すラストも、物理的にはおかしいけど不思議な厳かさがあって良かった。
アスナのことがあるにせよ、現実への帰還を救いではなくより過酷な戦場への出陣に捉えているのはこの作品らしい。