リトルバスターズ! #5
小毬とのデートの終わりに、哀しい記憶が甦る。
今回は流星群のシーンといい、湖でのデートといい、叙情的な風景に乗せた静かなドラマに独特の良い雰囲気があった。
見た目に地味だし寂しくすらあるのだが、それが普段のから騒ぎから離れて真実に迫っていくような感覚を生んでいて面白い。
それがラスト、雨の中で猫の死体を見つけることでついに決壊する展開も不思議な落ち着きがあって良かった。
あれ、普通ならもっとヤンデレっぽい衝撃的な演出になりそうなのに、妙に端正なのがこの作品らしさなのか・・・。
堀江由衣の主人公が中性的なポジションで優しい空気を作っているのも大きいのかも知れない。
今回のデートなんてほとんどヒロイン決定のノリなのに全然色気がないのが凄い。