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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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【日々適当】のんのんびより りぴーと7話に涅槃を感じた話

日々の適当な更新

 

のんのんびより りぴーと 第1巻 [Blu-ray]

のんのんびより りぴーと 第1巻 [Blu-ray]

 

 

 ネタがなく、時間がなく、お金もない。

 様々な事情を鑑みた結果、スパロボBXの発売日ゲットを控えようという結論に至ってしまいました……。初回特典、別にいらないよなー。自分にとっての「第二次」はゲームボーイ版の「G」なんだよなー。「G」だったら是が非でも手に入れなければならないのだけど、オリジナルのファミコン版には思い入れがまったく……。初回封入特典なら来月まで生き残ってくれている可能性もあるし……。怖いのはネタバレだけど参戦作品からしてそんな強烈なバレがある雰囲気もないし……。

 というわけで今週末はたぶん、無課金でグラブルコラボに専念する。Fate/GOはシナリオは気になるんだけど小次郎でワイバーン落とすのさすがに飽きてきたぞ。

 で、本題。昨日の「のんのんびより りぴーと」。

 

 第二期になってから更に「ユートピアとしての田舎」のファンタジックな魅力が増しているわけですが、7話からはそれだけではない、どこか恐ろしいような、現実とは似て非なる異界に引き込まれてしまったかのような、ぞわっとする感覚を受けた。

 絵コンテが錦織博だったので(第一期2話以来)、そのセンスが入っているのかなとも考えたのですが、もっと本質的なこの作品が持っている「怖さ」が今回は少し漏れ出したのではないかという気もする。

 そう、元々「のんのんびより」は何か怖い。

 今期は日常系を偽装したゾンビもの「がっこうぐらし!」があるので、あっちを「ぞんぞんぐらし」などと呼ぶ風潮もありますが、自分としては明確に日常からの逸脱を描いている「がっこうぐらし!」よりも、「のんのんびより」が時折醸し出すよくわからない非日常感の方が怖い。てるてる坊主のコスプレして彷徨う回はマジで狂気じみていた……!!

 7話は普通に見ると圧倒的に美しい夏の田舎の光景と、そこで伸び伸び過ごす楽しさだけが詰まった内容であるのに、何かが怖い。これは何だろうと思って……つまりはこの作品が「田舎をファンタジーとして描く為に」何を隠しているのか、が今回かなりはっきり見えてしまっているからなんじゃないかと。

 

 簡単に言うと、「のんのんびより」には老いがない。

 今回、最初に古ぼけた秘密基地が出てくる。しかし中身はれんちょん達で直したということで、古びたはずの秘密基地は生まれ変わっている。

 で、越谷姉妹は「今日はおばあちゃんの家にいく」ということでバスで別れる。

 家に帰ったれんちょんは「仏壇にご飯のお供え」をする。この仏壇の作画が凄い!! 綺羅びやかで小さなれんちょんを包み込むような存在感を放っている。

 そして東京から帰省中のひか姉と再会。以後ひか姉は事あるごとに東京での話をする。東京ではみんなきれいに服を着こなしていて、あんな風にならなければと言う。しかしこの田舎ではそのような「東京の現実」からは解き放たれて、小学生と一緒になって遊ぶ。

 同じく都会の友達のことを想うほたるんは、うっかりバスに忘れ物をする。そして三人で小さな旅をして、湧き水を飲んだりオニヤンマを追いかけたりする。このオニヤンマを追いかける際の、れんちょんがどんどん別の場所に突き進んでいってしまう雰囲気がまた何か怖い!!

 最後に、ほたるんは田舎アニメのお約束、川への高飛び込みを成し遂げて本当の意味で「田舎の子」になる。通過儀礼を終えて川へ沈み込む寸前の写真を友達に送る。

 オマケに、最後の提供絵に川に謎の手が映っているホラーネタでエンド。

 

 今回って要は「東京と田舎」の対比と同時に「現世と幽世」というか、この田舎を「現実とは切り離された永遠の場所」のように明確に描いてしまっている。

 だからこの田舎には老人がめったに出てこないし、老いたり、衰退したり、退廃しているものもほとんど出てこない。あくまで田舎の生命力に溢れた部分だけがピックアップされる。

 それはもちろん季節が夏だからだとか、れんちょんを中心にした「子どもの目線」から世界を見ているから(「よつばと!」やファミリーアニメの演出論法)というのもあるのだが、今回はひか姉といういわば外部視点が入っているので余計にこの田舎の現実離れが際立つんですね。本来、思い出のなかにしかない、思い出にしか存在してはいけない、あまりにも蠱惑的な理想郷。

 一度いってしまったらもう帰れない、そんな恐怖感がある。「のんのんびより」に漠然と感じていたのはそういうものなんだろうなーと。

 二期は特に「りぴーと」として一期から先に進むのではなく、一期の時間軸の間を埋める方法論に出ているので更に無限の円環に囚われているような気分になる。ループしているわけじゃないんだけど、思い出に溺れていくというか……。

 しかし、それこそが「のんのんびより」の他の日常系とは異なる独自の魔力なので、あくまで中毒にならないよう気をしっかり持って見よう。

 

 適当に終わり。