10/3日アニメニュース

いろは最終回と日曜の前半ビーダマンまで。

花咲くいろは ＃２６（終）

花咲くいろは 6 [Blu-ray]
ぼんぼり祭りの熱狂ののち、喜翠荘にお別れを告げる最終回。
P.A.WORKSの集大成にして現時点での最高到達点と言える作画の美麗さに心奪われ、あまりにも清く正しく美しい物語の締め括りに感じ入る、極めて完成度の高い最終回だった。
特に背景作画についてはよくぞここまでと思わず拝みたくなるくらいの出来映えだったなー。
ぼんぼり祭りの高揚から別れに向かう静寂へと空気を引き戻していく演出も綱引きも抜かりがなかったし、最終的に緒花を中心として各キャラが持つテーマが集約させていく流れも見事。
仕事か日常か、孤独か家族か、夢か恋愛か、都会か田舎か・・・といった二項対立的だった問題点が最終的に全て融け合って未来に向かっていく結末も、そうなるのが理想だとわかってはいてもここまで綺麗に決められるとは・・・。
勿論、当初の労働への意識とか女の三代記でまとめられてしまう窮屈さとか価値観としてどうなのかと思う部分も多いのだが、それはそれとして作品としての主張を一貫して言い切ったことについては素直に感心。
あとやっぱり、伊藤かな恵はなりたい自分にキャラチェンジ的な役をやらせると説得力が段違いだな！！
結局この話って周囲がどう思おうが緒花自身の納得があればそれで良いんだよなぁ。そういう主人公にまで緒花を育てられた時点で勝利だったわけで。
全体としても、飛ぶ鳥を落とす勢いのP.A.WORKSが自ら代表作を産み出そうと困難な題材に挑み、それを成し遂げたという作外の事情も含めて実に野心的な作品だった。
基本はTVドラマ的であり名作劇場的でもあるむしろクラシックなスタイルなのだが、そこに現在最高峰のアニメ的エッセンスを惜しみなくぶち込んで、かつ破綻しないようにまとめ上げた豪腕は奇跡的。
たぶん安藤監督のアクションセンスが加わっていたことによって、アニメらしくない題材にいかにもアニメな躍動感が出たことも大きいんだろうな。
何気に「動く」ということが凄く重要な意味を持つ作品になっていて、そこも興味深かった。
あとはとにかく岡田麿里だよなぁ。前半は「あの花」と同時期放送でオリジナル脚本を見比べる形になったけど、途中のノリは相当違うけど根本にあるものは同じだった印象。
ロマンティックなようでリアル・・・なようで実は恥ずかしいくらいロマンティック。
言葉遊びのセンス、構成の押し引きも今作では切れまくっていてちょっと驚異的だった・・・。
とにかく、この作品も末永くファンに愛されるものになりそうでそれが何よりの成功の証かな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

デジモンクロスウォーズ ＃５５

新シリーズ、「時を駆ける少年ハンターたち」編に突入。これ一応新番組扱いなんだろーか？
タイキとユウに新主人公のタギルを加えた男三人がメインになってデジモンハントを巡る戦いが始まる・・・ということらしい。
タギルはこれまた極端にわかりやすい熱血バカ主人公キャラだけど、タイキ＆ユウが知性派なんで対比にはなるか。
井上麻里奈の元気な男の子ボイスもなかなか楽しい。あとユウが随分と明るくなっていて沖佳苗の演技の変化も良い感じ。
ライバルチームはまだ良くわからないが・・・潘めぐみ、ハンターハンターの前にこっちにも出るのかよ！！
ただ声優で一番気になるのは、相棒が完全にケロロモンなことだなー。
デジモンハントにはデジモン自身も積極的なようだが、倫理的にどうなっていくのかな。シャウトモンは否定派なんだろうか？

べるぜバブ ＃３６

OP&ED変更。
OPの男鹿とベル坊が遊んでるシーン、良く動いているのに男鹿だけ無表情なのがシュール！！
EDは歌とダンスで子ども番組っぽいノリに。スーパーアニメーター一人原画が途切れたのは残念だけどこれもアリだな。
本編は帝毛乱入で六騎聖編決着。
真実を知った三木が物凄い勢いでデレる様子が確かにキモい！！
しかし帝毛の四天王、ここだけだと東邦神姫やMK５以上に一発キャラなのに・・・。

バトルスピリッツ 覇王 ＃３

テガマルVSホストクラブのボーイっぽい喋りをする生徒会長。
ノリが軽いとかいうレベルじゃないだろあの生徒会長・・・！！　一体どこであんな口調を覚えたのか妙に気になるんですけど。
テガマルさんは良い感じにおかしなセンスしてて楽しい。真面目に勝負しているのに時折変なセリフが混じるのな。

海賊戦隊ゴーカイジャー ＃３２

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊１９９ヒーロー大決戦 コレクターズパック【DVD】
ハカセが新武器の開発に挑む話。
色々と逆境を乗り越えながら頑張って作ってるものを横から「それ、オーレンジャーのパクリっすね」みたいに言われたらそりゃキレるわ！！
まあ、実際商品的にはオーレンジャーのパクリなんだから仕方ないんだろうけど・・・。

仮面ライダーフォーゼ ＃５

仮面ライダーフォーゼ VOL.1【Blu-ray】
JKを恨むゾディアーツとJKに利用される弦太朗。
冒頭の仮面ライダー部に向かうクイーンのウキウキっぷりが素晴らしかった。何あのデレデレ感！！
部でのユウキとのやりとりも予想以上に楽しくて、本当にメインヒロインこっちになってもおかしくなさそうだなー。
事件については友情テーマになりそうだけど、とりあえずJKの事情だけで弦太朗が何で友達作りに燃えているのかの説明はまだないのかな。

スイートプリキュア♪ ＃３３

それぞれ夢に挑む響＆奏と、それを守るという夢を見つけるエレンの話。
響の葛藤をきっかけにして他の二人も自分自身を見つめ直す流れに持っていく作りが上手かった。
ビートの孤軍奮闘とそれに応えて颯爽と現れるメロディ＆リズムのシーンも決まってたな。
そして物語はミューズの核心に迫りそうだが・・・ミューズ敵対って線もあったか。

メタルファイト ベイブレード4D ＃２７

十五分枠になったのを受けてOP&EDが短縮バージョンに。それでもOP&EDが削られないだけまだマシか・・・。
本編はタテキョーと遊くんの再会。
4Dになって新たなカップリングが続々発明されているが、これはかなり意外な組み合わせ。
俺は群れてないと孤独気取って飛び出したキョウヤさんが遊くんに弄ばれている構図はそれだけで何か燃えるな！！

（新）クロスファイト ビーダマン ＃１

TRUTH/片翼-ツバサ-の行方-
ベイブレード枠を半分もらってビーダマンアニメの新作開始。
監督：小高義規、シリーズ構成：猪爪慎一、キャラデザ：藤崎賢二、制作：シナジーSP。
今回はボンバーマンでも西部劇でもなく普通の少年がビーダマンで行われる謎の闇試合に巻き込まれるという設定。
ビーダマンが喋るというギミックもあるのだが、それは爆丸と被るような。ただでさえ日曜朝にクロスウォーズとメタルファイトとクロスファイトが揃ってややこしいのに！！
闇試合については命懸けのバトルではなくあくまで競技なのか？　十五分だと話が動き出す前に終わっちゃうんで詳しくは次回以降か。
それと、黒髪ミニスカのヒロインがなかなか可愛い。足の作画がエロいんだな・・・！！
ともかくベイブレとのセット放送をプラスの方向に活かして欲しい。