攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG ＃２５（終）

またしてもタチコマ達の涙の自己犠牲により
危機回避。ゴーダは射殺、クゼは暗殺されて終了。
結局タチコマ殺してお涙頂戴かよー、という
感じもしてしまうのだが、前にイシカワが言っていた
「一番のスタンドプレイを決めた奴が勝ち」という
セリフを考えると、九課も首相もゴーダもクゼも
ぶっちぎってタチコマの勝ちということになるのか。
ゴーストのしがらみに縛られる人間と、
ゴーストを持たぬがゆえに真のスタンドアローン
足り得たＡＩの差みたいなものを描いているのかな。
正直、政治劇や思想戦の部分は、
どんどん全共闘臭くなっていくクゼとか、
今更ポチ保守ＶＳ国連信者はねーだろうとか、
時代を見事に捉えていたようで
実はそうでもなかった感が露わになってきて、
最後にはかなり白けたのだが、
ＳＦ部分は充分楽しめた。
まだまだ可能性のあるタイトルだとは思うんだけど、
果たして3rdはあるのだろうか？