電脳コイル ＃４

小学生ハッキング大戦。
ハッキングによる攻防戦を描いたアニメとしては、
過去最高級の緊張感を持ったとんでもない出来だった。
監督の磯光雄が脚本担当したエヴァの「使徒、侵入」における
ハッキングをアニメ的に見せるアイディアと、
攻殻ＳＡＣなどで完成したハッキングをビジュアル的に見せる表現、
今回はその二つが見事に融合していた。
しかもそれを「小学生のイタズラ」というシチュエーションで
やり切ってしまうという無茶さにも感心。
スーパーハッカーらしいイサコが普通の同級生に
結構苦戦しているという状況には疑問もあったけど、
あの学校の連中がたぶん特別なんだろうなー。
ヤサコが前の学校で何か問題を抱えていたことが明らかにされたり、
等身大のドラマも少しずつ動き出していて、
そちらと電脳ネタがどうリンクしていくのかも楽しみ。