へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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トップをねらえ!劇場版

トップをねらえ2! & トップをねらえ! 合体劇場版BOX (初回限定生産) [DVD]
トップをねらえ2!との合体劇場版として公開された作品。
確かアフレコは全て新録されていたはず。
で・・・昨日若本規夫のビシャス演技が例の節回しを使っていなくて
違和感があると書いたばかりで何だけど・・・オオタコーチのような
昔のキャラを今の節回しで演じられてもやっぱり違和感バリバリだ!!
逆に、日高のり子の劣化のなさには驚嘆させられる。
佐久間レイも、マイメロと同じ声とはとても思えない・・・。
編集はかなり極端で、アバンの八分くらいで第一話終了、
OP中にユングとの出会いを済ませてすぐさま第二話クライマックス、
そして第三話と第四話もテキパキと処理して、
ガンバスター出撃までにかかる時間が約三十五分という凄まじいタイム。
残り一時間あるので、つまりは第五話と第六話はほぼそのままになっている。
完全にラスト二話を際立たせそこに至るまでの過程は圧縮する構成で、
確かにそれによってアクションや感動のラストシーンは存分に堪能出来るものの、
代わりに日常から徐々にスケールアップしていくギャップを楽しむ部分は
捨てられている。わかっていて敢えてこうしたんだろうけど、
やっぱり前半の一見どうでも良さそうなシーンがもう少しないと、
この作品本来のダイナミズムは伝えきれないような気がする。
まあ、全六話なんだし総集編観るくらいなら本編観ろと言うだけの話だけど。
今回久々に観て気付いたのは、ガオガイガー木星決戦や
グレンラガンの第四部って思った以上にトップだったんだなぁということ・・・。
大スケールでの宇宙バトル描写においては、
未だにトップを超えるものは現われていないということか。
あと、これだけのものを作りながらも最初から最後まで
ノリコのレオタード太もも描写に一切手抜きがないのには執念めいたものを感じた。
あの太ももが夜話で言っていた「この作品を楽しめる仲間」を選別する
一種のATフィールドとして常に機能しているわけね。