遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX ＃１８０（終）

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX SOUND DUEL2
最終回。
遊戯とのデュエルを通じて十代は大切なことを思い出す、
デュエルをただ純粋に楽しんでいた昔の自分には戻れない、
それでもデュエルの興奮とそれが育んでくれたものは永遠なのだと。
一進一退の攻防の末、ついに現われた闇遊戯、そして神。
十代は何も恐れず立ち向かっていく、自分の道を信じて！！
・・・というわけで決着は皆様のご想像にお任せしますエンド。
そ、そこは結局逃げやがったのかーっ！？
まあ主人公同士の対決に決着つけるのは嫌だったんだろうけど、
ただあの状況だけ考えると十代は負けてそうだよなぁ・・・。
大徳寺先生以外のサブキャラの登場を省いて
二人のデュエル描写に特化した形の最終回になったが、
基本的なサブキャラフォローは前回済んでいるしこれはこれで悪くなかった。
前回の時点で忘れられていた人は・・・ま、それぞれの場所で頑張れ。
ペガサスの元でカード作りに勤しむコアラも、
カードの女と一緒に異世界でイチャイチャしている三沢も、
方向性は真逆だがどちらも勝ち組には違いないのだ、たぶん。
約三年半に渡る長期シリーズとなったが、
正直原作ネタが尽きたあとのオリジナルシリーズというのは
ドラゴンボールＧＴとか思い出すまでもなく成功例が非常に少なく、
これもどうせ一年持てば良い方だろうと予想していた。
それがここまでの作品になったのは、キャラの魅力やわかりやすい展開、
そしてテコ入れ的に繰り出す突拍子もないアイディアなどが
上手く機能して作品を終始盛り立てていたからだと思う。
作画演出的にも熱気の面でも前作に及ぶことはなかったが、
それでもこれだけの持続力を発揮した点は充分認められるべきではないかと。
それと、最終的に成長物語における喪失の側面を
強調する流れになっていたところは最近のキッズアニメとしては
結構踏み込んだテーマ描写になっていて感心させられたなぁ。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
次シリーズはＳＦアクション的な雰囲気が強くなるのかな。