(TVK)キャシャーン Sins #2
青い花 reason キャシャーンSins オリジナルサウンドトラック
滅びを静かに受け入れようとするロボット達の集落で、
改めて自分が望まれぬ存在であることを知ったキャシャーン。
自分を狙ってきたロボットから集落を守ったものの、
今度は死の恐怖に抗いきれなかった集落の者達に襲われる・・・。
二話目にしてこのひたすらに絶望的な世界の状況と、
そこでもっとも罪深い存在であるキャシャーンの意味を見せる内容。
恋人同士一緒に滅びようと誓い合っていた男が
キャシャーンを前にして生への欲望に囚われるという展開だけでも
相当に容赦なかったのに、まさか集落のロボット全員
キャシャーンが皆殺しにするなんてミもフタもない話になろうとは!!
子供のロボットやキャシャーンと敵対したわけでもない
先生のロボットまでぶち殺してしまうキャシャーンの破壊兵器ぶりが凄まじい。
ロボット相手ということになってはいるけど、
実質これ主人公による大虐殺だからなぁ・・・。
今回は作監が馬越嘉彦だったのでアクションにも細かい芝居にも
見どころが多かったが、ラストの虐殺を行う自分自身を止めようとして
苦悶するキャシャーンの捻れまくった作画は本当に見事だった。
古谷徹の演技にしてもあくまで抑えめなのだが、
それゆえに余計に深く静かな絶望が感じられる・・・。
しかしこの作品、延々とこんな雰囲気で最後までいくのか・・・?