ミチコとハッチン ＃２

一緒に逃亡しながらも打ち解けていかないミチコとハナだったが、
それぞれ警官になった友＆神父との対決を経てようやく少し絆が生まれる。
ミチコが刑務所に入った事情やら何やら回想しつつ
現在の状況に戻っていく構成が少しややこしかった。
作画演出的にも整理出来そうなところを敢えてやらずに
雑多な雰囲気出そうとしている感じが見受けられるので、
構成もわざとそうしてるのかも知れないけど・・・。
ミチコの破天荒で言葉が微妙に通じない野性的な部分と、
ハナの常に理屈で冷めていくような部分の対比などは良かったものの、
ミチコとアツコの関係の見せ方や障害にしかなってない神父の扱いなどは、
もう少し突っ込んで描けそうなのに足りてない印象を受けるなぁ。
全体の雰囲気は整ってるんだけどもう一押し足りないというか。
ただ、この微妙に煮え切らない感覚は初期のビバップや
サムライチャンプルーにもあったので、伝統なのかも・・・。
カーチェイスでの狭苦しい場所を疾走する様子などは面白かった。
声優陣に関しては、ミチコとハナの二人での会話は
独特の間が感じられて良いものの、他と絡むとまだ違和感あるか。