CLANNAD AFTER STORY ＃９

進路に悩む時期、渚の体調が悪化した。
そしてそのまま季節は移り、朋也は何も出来ないままに
渚を生徒として学校に残したまま卒業を余儀なくされる・・・。
進路問題の話かと思ったら一気に話が卒業まで進んで驚いた。
しかしこの速度が、渚がいなくなって再び空っぽになってしまった
朋也の学生生活を上手く表しているようでもあったなぁ。
渚が一緒に居てこその、あの充実した日々だったということか・・・。
病気の渚を見つめる朋也の視線と、そんな朋也を見守る仲間達の視線、
それぞれに変わっていく関係を見つめるようでもあり、
卒業と合わせて切なくも温かい雰囲気が良く出ていた。
手繋ぎの芝居の細かさや最後の朋也の泣き顔などは
地味に丁寧な作画が光っていた印象。
あの第一期を含めた学生生活の回想から朋也と渚の会話に入る一連の流れは、
本当に積み上げてきた時間のおかげもあって感動的な場面だった・・・。
普通のラブコメならここで話は終わってもおかしくないのだが、
「アフター」はまさにここからが本番らしいので、
楽しい学生生活を終えたキャラ達が社会に出ていって
どういう形の物語を紡いでいくのかは非常に楽しみ。
・・・春原は生きていけるんだろーか？