へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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とらドラ! #12

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ついに始まった楽しい文化祭!! クラスのみんなで一丸となって
愉快なプロレスショーを成功させて大盛り上がり!!・・・なんて
明るい気持ちではとても観ていられない竜児と実乃梨の修羅場発生回!!
画面上はコミカルなプロレスショーが繰り広げられているのに、
観ている方としてはその前の竜児と実乃梨のケンカのことが
尾を引きまくっていて全然それに集中出来ない・・・という構図は、
表面的には物語と視聴者の感情移入が乖離してしまっているようで、
深い部分ではキャラの空騒ぎ感とちゃんとシンクロしているという
非常に複雑な状況が起こっていて凄く面白かった。
意図的に演出しているんだとしたら恐ろしいなぁ・・・。
二人の大河の父親の件を巡る言い争いそのものは、
父親と大河の間にあった昔のことを知っている実乃梨と、
自分の父親への想いを仮託してしまっている竜児の意識のすれ違いが
誤解を生んでいるだけなので良く話し合えばそれで済む感じなのだが、
まあそれが出来れば苦労はないしドラマにもならないわけで・・・。
しかしあの実乃梨の本気のキレ方は今までとのギャップがあるから
余計に迫力と破壊力があったなー。ただ、あの様子からすると、
結局実乃梨の優先順位は大河との友情>竜児との関係なんだろうか?
大河を優先してしまったのは竜児も同じなので、
その辺のこともまた人間関係に影を落としてくるのかも知れないが。
そして、そんな混沌とした状況下で先を歩いていると言いながら
全てを見守っている亜美のポジション取りがまた上手い・・・!!
作画的にはプロレスシーンやラスト近くのウネウネ動いてる感じが良かった。
それと今更だけど窓越しの竜児と大河の会話って、
普段と違って大河の位置が高くなるのを演出的に利用してるのかな。
竜児も実乃梨も大河の保護者のように振る舞っているものの、
今回の件では大河が一番大人な対応しているようにも見える。