へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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「えっちなこともしちゃってるんです!!」


いっ、いつの間にっ!!?
最初は手繋ぎだけで終わり、次は「赤ちゃんが欲しいです」発言だけで終わり、
結局この二人の初夜はいつなんだと思っていたら・・・すでに仕込み完了済みか!!
シーン繋ぎの魔術というものを見せつけられたな・・・。
しかしあの手繋ぎシーンは、細かい指の動きもさることながら、
渚の方が積極的に朋也に絡んでいっているといった芝居の丁寧さで
直接描写なしに二人の結びつきを表現していて見事だったなぁ。
あと、渚のえっち告白時に尻アップにするというコンテにも痺れたし、
ラッパー秋生の動きも無駄に素晴らしかった・・・。
ともかく結婚し、仕事も順調、ついに子供も授かって、
日常の幸せを噛み締めるような展開になっているわけだが、
一方で朋也の中にわだかまる変化していくことへの不安と恐怖は
果たして一体何を意味しているのか・・・。
ただ変わっていくことの寂しさに襲われているだけではなく、
何かしら予感するものがあるってことなんだろうか?


渚の出産には危険が伴うことが判明し、幸せな日々の一方で
朋也の心の中には言い知れぬ不安が膨れ上がっていく。
そんななか、二人は生まれてくる子供に「汐」と名付けることを決める。
というわけで、渚の死亡フラグが着々と積み重なっていく話。
二人で支え合って乗り越えていこうという気分にはなっているものの、
やはり朋也のなかですでに悲観が拭いがたいものに育っている印象。
子供に「汐」と名付ける場面は、字は違うけど「うしおととら」の
ワンシーンを連想してしまって仕方がなかった・・・。
あっちは結局、子供には会えなくなるんだよね・・・。


そして、運命の日。
正月に昔の仲間が集まってわいわいやっている様子が
実に微笑ましかっただけに、この結末は覚悟していても切ない。
作画演出とこれまでの回想、朋也のナレーションをかぶせながら
一気に朋也の絶望まで持っていくクライマックスは見事だったが、
ここにきて「出会わなければ良かった」に辿り着いてしまう
朋也の心理には、結局成長したようで変わっていないという
春原の言葉が悪い意味で当たってたんだなと思わされたな・・・。
その辺も含めてあの正月の集まりはその後の展開に対する
伏線・・・というか予防線の要素が凄く多くて、
フォローとしては上手かったけどそこまで気を遣わずに
ここは容赦なく鬱に叩き込んでも良かったのではと感じてしまった。
パラレルワールド設定で奇跡が起こるのはもはや明白だろうけど、
渚復活まで果たして持っていってしまうのだろうか?
あくまで最後まで原作に忠実にやっていくのかどうなのか・・・。
まあその前に朋也一人の子育てがどうなるのかが物凄く不安だが。
親父と同じ駄目親路線を突き進んでしまうのかなぁ・・・。