筋弛緩剤を投与して十時間同じ姿勢を取り続け
一瞬のチャンスに狙撃を成功させたゴルゴ、
だが話はそれで終わらなかった。
ほんの一瞬のチャンスを延々と待ち続けて狙撃するというのは
スナイパーものの定番みたいな感じではあるが、
それを成立させる為に違法なドーピングをするというディティールと
薬と狙撃の後遺症で身体が固まっているところを襲われるという
二重のサスペンスで話を肉付けしていたのが面白かった。
ただ、薬を用意した奴の声が大塚明夫だったもので、
このまま終わるはずはないよなぁと先読み出来ちゃったのが残念。