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CLANNAD AFTER STORY #22

CLANNAD AFTER STORY 5 (初回限定版) [DVD]CLANNAD AFTER STORY 6 (初回限定版) [DVD]智代アフター~It's a Wonderful Life~CS EditionCLANNAD AFTER STORY タペストリーB:陽平と仲間たち
TVアニメーション「CLANNAD」ラジオCD 渚と早苗と秋生のおまえにハイパーレインボー Vol.2
幻想世界の少女とロボット、それは汐と朋也の魂の鏡像だった。
そして渚との出会いを後悔しないと誓った朋也に、街の奇跡が訪れる・・・。
本編最終回、第一期から通して約4クールに渡った物語の終着点。
単純に考えると、汐が生まれてからの五年間の出来ごとがリセットされ、
渚生存という状態で新たな人生が始まった・・・という
ご都合主義的なハッピーエンドにしか見えないのだが、
ただそう言って終わるには何か引っ掛かる部分が多々あって
感動や納得だけでは済まない複雑な印象の残る終わり方だったなぁ。
純粋に約一年続いた物語の美しい幕引きという点では感動したのだが、
それにしてもリセットされた五年間における親子の和解とか葛藤とか
そういった想いはどうなってしまうんだといったことが気になってしまった。
恐らくあの五年間は完全に消えてなくなったわけではなく、
そこでの想いもひっくるめて渚生存世界が新たに構築されたのであって
まあ色々繋がっているってことなんだろうけど、
アニメの流れだけだとその辺の細かいニュアンスが拾い切れなかった。
深く考えていくと渚と汐が死んだ世界もそれはそれで継続していて、
「それじゃ何の解決にもなってないじゃないか」という魔界大冒険的な
パラレルワールドパラドックスが発生していそうな気もするのだが、
それを言い出すと本当にキリがなくなってしまうか・・・。
ただ、今まで丁寧に積み上げてきた家族や自立、選択責任といったテーマと
「街の想い」とをもっと上手く連動させる方法はあったんじゃないかと思えるので、
原作再現に徹したにしても勿体ないものは感じる。
最後の各キャラのエピローグは短いながらも観たかったものが観られて良かった。
ことみが随分とワイルドになってて笑った。春原とはえらい違いだ・・・。
智代は結局何をやっているんだろう? そして百合カップルは同棲中なのか!?
Cパートの風子オチは、風子をキーにすることであらゆる要素を
総括しているような感じだったけど、結局風子が全て持っていくことで
風子のキャラとしての別格ぶりを再認識させられもしたなぁ・・・。
しかし一応これで最終回ではあるのだが、
まだアニメ放送としては番外編と総集編が残っているようなので、
まだ一押し残っている可能性はあるのだろうか?