DARKER THAN BLACK -流星の双子- ＃１０

母親が語る蘇芳の死と再生の真実。
親父、すでに八年前の時点で死んだ我が子を実験に捧げるマッドだったのか。
しかし蘇芳の遺体そのものは母親が火葬したということだけど、
紫苑の能力で蘇芳をコピーしたとするならばあの第一話冒頭の
紫苑が契約者になったシーンってどういう意味だったんだ？
水族館での思い出のように偽の記憶なのかまだ別の意味があるのか・・・。
ここで猫が人間の身体を失った時の話が繋がってきたのは
ちょっと無理矢理な感じはしたものの昔見た妊婦の足首を
しっかり記憶している猫の変態ぶりは面白かった。
今の姿に騙されるけどこいつ蘇芳と一緒に行動させてて良いのか！？
未咲さんが蘇芳と出会い三号機関側のエピソードを
本筋へと収束させていってくれたのも良かったけど、
黒のメガネっ娘拷問のせいでまたややこしいことに・・・！！
殺したのはマダムなんだろうけどあれだけ薬漬け拷問しちゃったら
恨まれてもまったく文句言えないし未咲との関係修復も難しそうだ。
蘇芳のアイデンティティの喪失を最後に黒への恋心にすり替えるように
繋げていく展開は単純な恋物語では済まされない重さが上手かった。
蘇芳の想いも黒の想いも、愛と呼ぶには傷と痛みが多過ぎる・・・。