けいおん!! #3
律がドラマーであることに悩む話。
第一期にも定期的にあった吉田玲子脚本らしいリアルな手触りのある青春ネタ。
あくまで表面上はコミカルにいつものノリを崩さないで展開はしていたのだが、
クライマックスの律が部屋でドラマー覚醒するシーンの高揚感は
作画もさることながらそこまで目立たないように張られていた
律の鬱屈描写の丁寧な蓄積があればこそだったんだろうなぁ・・・。
しかしあの一瞬の作画に今回のテーマの全てを込められる
スタッフの充実ぶりはもう怖いものなしって感じがする。
今回は他にも担任持ったさわ子先生が綺麗になっていく様子とか、
クラスメイトも含めた多数の女の子の魅力の描き分けとか、
それでいて現実的な範囲で描かれるムチっとした足の太さとか、
作画が非常にフェチっぽいところにこだわっていた印象。