ケロロ軍曹乙 ＃５０（終）

ケロロ軍曹7thシーズン 3 [DVD]
土曜日放送の大団円と、日曜に追加されたほのぼの後日談で最終回一時間スペシャル。
長年続いた「ケロロ軍曹」本枠の最終回である前半は、最終回用の禁じ手を惜しみなく使い切っていてさすがに感慨深くなった。
「春」についてはごまかして終わるんじゃないかと思っていたので、あれは普通に驚かされたなぁ。
結局、「春」はどういう仕事をしている人なんだろう？　まさか放浪の旅人ってわけじゃあるまいし・・・。
軍曹と冬樹がケロン軍本隊の侵略を止めるシーンも、今まで直接は言わないでいた部分にずばっと切り込んでいて、まあ他にもう最終回にやるネタもなかったんだろうとは思うものの結構グッときた。
ただこれサブローも「劇場版」って言ってたけど、本来は冬樹達が実際ケロン星に行くシーンも含めてもっと長い尺でスタッフはやりたかったんじゃないのかな。
どうしてもネタを圧縮している感覚があって、そこが大団円のなかでも一抹の寂しさに繋がっていた。
で、本来ならそこをフォローする「乙」の最終回・・・だったはずが、これがまた驚くほどの平常運転。
確かに最後のお花見は最終回っぽいと言えなくもなかったけど、それでも全然次回に普通に続きそうな雰囲気だったなー。
しかしその気負いのなさに救われたような気にもなった。
というわけで、再放送などはあるもののついに「ケロロ軍曹」も歴史に幕。
度重なる放送枠の変更を乗り越えて、一つの時代を築き新たなスタンダードになりつつあったので、ここで幕引きになってしまったのは残念。
他の長寿アニメの仲間入りする為に、あと足りなかったのは何なんだろう？
テレ東だから・・・ってのはポケモンがある以上、言い訳にならないか。角川だから・・・は多少説得力あるがそれもあんまりだ。
出来ることなら仕切り直しての再開を望みたいところだが、ともかく今はスタッフの皆様、お疲れ様でした。