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夏目友人帳 肆 #13(終)

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夏目の少年時代の辛い記憶を抉り出しながら、それを乗り越える今を描く最終回。
これまでも断片的に語られてきた夏目の少年時代だが、こうがっつり描かれると本当にツラい・・・!!
少年期特有の感覚、周囲との距離感、同居少女との軋轢などが緻密にリアルに表現されていて、とてもやり切れない想いにかられる。
しかしこれも第四期に至るまで夏目の物語を積み重ねてきたからこそ、ようやくここまで踏み込むことが出来るようになったってことなんだろうなぁ。
第四期は妖怪の話よりも意図的に夏目自身の物語を優先していたように見えたが、その結末としてこれ以上ない最終回ではあった。
それにしても・・・こうして過去を知れば知るほど、塔子さんはマジ天使のようなヒロインだ!!
第四期全体としては、やはり夏目の話が中心だったことでシリーズ中でも異色の出来になっていた印象。
第三期で的場が出てきた時よりも、主人公の夏目をメインに据えた方が雰囲気悪くなるという不思議・・・。
だが、これも必要な痛みだったのだろうしそれを越えて更に作品そのものの魅力は深まったように思う。
個人的にはキツい時期を抜けたのだから、この先こそまた妖怪と友人の関係に悩みながら前進していく夏目の姿を観たい。
原作ストックの問題はありそうだがDVDの売上などはまったく衰えていないようなので、続きは期待出来そうかな。
ひとまずは、スタッフの皆様、お疲れ様でした。