ちはやふる ＃２５（終）

ちはやふる Vol.6 [Blu-ray]
名人の圧倒的能力を前に怯えながらも突き進む若きかるた取り達の今を描く最終回。
普通にいくらでも続きそうな最終回。え、ここで終わり！？・・・という感覚が強かった。
敢えて余計なことをせず最後までハイレベルな原作再現を貫いていたのは美学があって良かったけど、生殺しだよなー。
第二期を期待せずにはいられないのだが、日テレ火曜深夜枠は消滅してしまうのでいっそのこと朝枠にでも移して再開して欲しい！！
全体的にも、深夜であることが勿体なくて仕方がない・・・と視聴者に地団駄を踏ませるほどに、清く正しく面白い作りが素晴らしかった。
しかしこの作品の熱さって、かるたがマイナーであるという前提があればこそ正統派スポーツものとして輝こうという意思がより強く働いていたってのもあるのかなぁ。
だとすると、アニメも深夜だからこそそれを跳ね除けるほどの魅力を持つことが出来たのだろうか・・・？
スタッフワークについても、大ベテランから若手実力派まで各々が原作の良さを引き出すという一点を目指した仕事を丁寧にこなしていて、その統一感が凄く気持ち良かった。
「マッドハウスの本気」って良いものだなぁと久々に実感させられたよ・・・。
あと、声優陣では何といっても瀬戸麻沙美の初々しい熱演が千早という猪突猛進なヒロインにとてもハマっていた。
キャラと一緒に成長していくシンクロ感を獲得出来ていたのは最大の幸運。
ともかく続きを望みつつも、スタッフの皆様、お疲れ様でした。