（ＴＶＫ）黄昏乙女×アムネジア ＃１０

貞一が影夕子の記憶と同化して体験する、過去の真実。
夕子が人柱に選ばれるまでの、理不尽極まりないがどうしようもない現実の追い込み具合が上手い。
村人達も狂ってはいるが十五軒も家が滅んでいたら正気ではいられないだろうし、誰を責められるでもない胸くそ悪さだけが残る・・・。
ずっと夕子と同化した一人称視点で進んでいたのが、夕子が鏡を見て死の恐怖に怯えた瞬間、三人称視点に分離するという仕掛けも非常に効果的だった。
あの瞬間、夕子の感情が理解から外れてしまう。誰にも救えない場所に夕子がいってしまう感覚が良く出ていた。
しかしあの状況だと、アカヒト様に選ばれた少女と夕子の妹の紫子は夕子が人柱にされたの知ってるよね？
村人の手前救助出来なかったのか、その後の二人の人生を想うとこちらも気が重い・・・。
二人の存在が夕子さんを救う可能性にもなっているのかも知れないが。
それにしても妹は夕子さんに若干ロリ成分が入ってこちらも素晴らしく美少女だったなー。
夕子さんみたいな美人を人柱にするなんて勿体なく思わなかったのかと疑問だったが、妹が残ってるならまあ・・・。
あと、予告の影夕子モードの原由実がまた何か取り憑いているようなドスの利き方で凄かった。