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輪廻のラグランジェ season2 #12(終)

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こちら宇宙の何でも屋〜、鴨女ジャージ部宇宙版〜、わたしは部長で無職ニート〜、今日も乗り込むウォクス・アウラ〜。
というわけで、ジャージ部宇宙へ!!・・・で最終回。
色々と覚悟はしていたつもりでも、わりとそれで良いのかよおいと突っ込むところが多かった・・・。
特にロボ封印の話をなかったことにして普通に卒業後もジャージ部続けるオチになったのは、進路問題とは何だったのかと思わざるを得ない。
まどかの結論としてはそれで正しいわけだし、鴨川のジャージ部が宇宙規模になってしまうオチも本当に昔懐かしいロボットもののノリで面白くはあったんだけど。
輪廻って何だったのかとか、お兄様が狂った理由はどうなったんだとか、モイドの末路とか、もうそういうことは気にすんなって感じだったなー。
細かいことは置いといて、ひたすら明るく前向きに前進して終わったのはこの作品らしさを何より優先したということで不思議と爽快感は強かったし。
チビ兄を迎えるのはジュビ兄で、ユリカノとハッピーエンド迎えるのがダメトリオだったのも納得。報われるべきは兄じゃねえ、こいつらだ!!
第二期通しては、ロボット指数の向上とストーリー構成の見直しが効果的で、純粋にエンタメロボットアニメとしての出来は第一期よりも遥かに良かった。
特に中盤の二転三転とロボ作画の充実は、このままいけばマジで大逆転だと大いに期待させられた。
まあ、最大の見せ場がそこで終わっちゃってラストで失速したのは余計に痛かった・・・。
結局最後まで、鴨川・ロボット・ガールズものというお題三段を馴染ませきれなかった印象。
第二期は鴨川をほぼダメトリオに任せてガールズロボットものに集中していた気はするのだが、それでも後半はほとんどロボ不要になっちゃったからなぁ。
まったく今の時代にロボットアニメを成立させるのがいかに難しいかを痛感させられる。
流行りの要素で固めることでロボットものをやろうとしていたこの作品が徐々に温故知新な日常地続きSF系にシフトしていったように見えるのも、そこが自然な落としどころだったからなのだろうか。
単に無茶振りな企画が佐藤竜雄&鈴木利正の資質に引き寄せられて納まる場所に納まっただけかも知れないが。
ともかく上手くいかなかった点も多いが、確かに何か可能性を見い出せそうな部分はあって個人的には非常に惜しい作品だったな。
それと声優陣は石原夏織瀬戸麻沙美茅野愛衣の安定感が更に増していて聞いているだけでも華があって楽しかった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。