PSYCHO-PASS ＃５

アバター乗っ取り事件、後編。
捜査のアイディアもアクションもほとんど狡噛さん無双で他の連中いらないくらいだったのが、最後に狡噛さんの過去が明かされることで一本に繋がる構成は上手かった。
アバターやARで偽装している人間達より、狂気剥き出しで歩いているような狡噛さんの方が不可解だったりするわけね。
事件の展開も、爆破あり銃撃戦ありサイケ作画ありと良い意味で賑やかな内容で単純にエンタメしてて面白かった。
ただアバターを乗っ取った犯人自体、空虚な存在でしかないといった社会風刺の部分は今回もフックとして使っているだけで本気の掘り下げを感じられなかったなぁ。
「攻殻SAC」レベルの小難しいことを言って欲しいとは思わないが、何か一言グサっと世相に刺さるセリフがあればずっと締まるだけに惜しい。