へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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たまこまーけっと #9・10・11

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たまこまーけっと サウンドトラックアルバム(仮)
9話。あんこの恋の行方と、親父に秘められたけいおん時代。
あんこ回かと思っていたら完全に藤原啓治オンステージに切り替わってしまう構成の妙が素敵。
一応「けいおん!」ネタの側面もあるんだろうけど、坊主男子がバンドやってる様子はガールズバンドものに対する上手いカウンターになってた印象。
過去と現在の恋物語が交錯していくような構成も良く練られていて面白かった。
こういう時間軸や家族の広がりが存在することが、この作品の特色をそのまま表してもいるんだろうし。


10話。学園祭の準備でみどりちゃんが空回る話。
みどりちゃんメインなこともあって、鳥も商店街も恋愛もほとんど関係ない日常学園ドラマ回。
それこそ中学生日記のような他愛ない・・・と言っては失礼かも知れないが、とても普通な話を等身大に語っていて面白かった。
この作品は本来、こういう話だけやっていれば良かったんじゃないかとすら思える。
学校休んでしまったみどりちゃんがお見舞いを受けて泣き出すシーンなんて、素直に良い話でストレートにグッときた。
しかしみどりちゃん、もはやもち蔵との絡みもほとんどなくなってしまったし、これは本命たまこで確定なのか!?


11話。チョイちゃんがたまこをお妃様認定して商店街が揺れる話。
いくら何でも大人連中が話をまともに受け過ぎていて違和感あるのだが、大人の方が子どもっぽいのはもうこの商店街の特徴なんで仕方ないか。
それにしても、みんなもち蔵がたまこをオトす可能性を全然信じてないのな!!
誰ももち蔵のバックアップをしようとかそういう発想にならないし・・・。
自分の将来の問題が持ち上がっているのに商店街ポイントのメダルで一喜一憂するたまこの描写には、たまこにとっての明確な優先順位が見えてそこはブレがない模様。
結局、商店街=周囲との絆に対するたまこの想いを、当の周囲が自覚するかどうかって話に集約していくのかな。